ホスピタリティ業界のリーダーたちは、困難にもかかわらず自信を保っている

CGA by NIQの景況感調査によると、現在企業が直面している財政的な重圧にもかかわらず、ホスピタリティ業界の将来に対する経営者の楽観的な見方は上昇を続けている。

10月に実施されたこの調査では、今後12ヶ月間のホスピタリティ市場について、49％の経営者が自信を感じていることが明らかになった。また、特に自社の事業の見通しが良いと考えている割合は62％にとどまっている。

現在、自社のビジネスに失敗のリスクがあると考えている経営者はわずか5％で、前四半期の11％から減少している。

ホスピタリティ業界もまた、クリスマスという重要な時期を迎えようとしている。2020年と2021年のパンデミック（世界的大流行病）関連の問題、そして昨年の鉄道ストライキ（このクリスマス期間に再びストライキが起きれば、オン・トレード業界には8億ポンドの損失が予測される）を経て、2023年12月は多くのビジネスにとって明暗を分けるかもしれない。

調査対象者の58％がクリスマス商戦を楽観視しており、29％がすでに多くの予約が入ったと答えている。予約ブームに沸いているのは、パブを経営するフラーズだ。

CGA by NIQのEMEAホスピタリティ・オペレーター・フード担当ディレクターであるカール・チェセル氏は、次のように述べている：「この数字は、ホスピタリティに対する新たな自信の表れであり、インフレ率が低下するにつれて取引条件が緩和され始める兆しでもある。多くのレストラン、パブ、バー・グループにとって、その年を左右しかねないクリスマス商戦について、楽観的な見方が多いのは心強い。

しかし、国民生活賃金が時給11.44ポンドに引き上げられ、調査対象者の38％がこの賃金を懸念している。レストランは従業員により多くの賃金を支払わなければならないため（CGA by NIQによると、ホスピタリティ従業員の給与は過去12ヶ月で10％上昇している）、ただでさえ厳しい利益率はさらに厳しくなるだろう。

関連記事

認可施設数、10万件を割り込む

レストランのデリバリー売上が急増