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日本酒メーカーとトップソムリエが一堂に会する権威あるイベント

日本酒・焼酎メーカー協会は、ソムリエたちが銘酒とミシュランの星を獲得したフランス料理をペアリングする豪華なディナーを開催した。

日本酒・焼酎メーカー協議会(JSS)は2月、リヨンで最新の国際イベントを開催し、日仏の専門家が一堂に会した。日本酒・焼酎メーカー協会(JSS)が最新の国際イベントをリヨンで開催し、6つの酒蔵がフランスの一流ソムリエ6人とともに日本酒を紹介した。各コンビは、インスティチュート・ライフ(旧インスティチュート・ポール・ボキューズ)のミシュラン星付きレストラン「レストラン・セゾン」で、各コースに合う日本酒を1本ずつ紹介した。

酒蔵は日本の様々な酒造りを紹介した。これは地理的な理由もある。酒蔵は九州の南の島から、東京から北へ3時間の福島県まで広がっていた。また、スタイルの違いもかなりあった。伝統的な純米酒や純米大吟醸酒はもちろん、スパークリング日本酒、柚子酒、20年熟成酒も出品された。6つの蔵元は、国内で最も評価の高い蔵元である。

同様に、ソムリエたちにも評判が先行していた。出席者のうち7人(プレゼンターを務めた6人全員を含む)は、フランス最高の職人に贈られるMOF(Meilleurs Ouvriers de France)の称号を授与されていた。2000年にこのカテゴリーが創設されて以来、この称号を手にしたソムリエはわずか27人。実際、6人のエキスパートたちは、誇らしげにMOFのメダルを身に着けてプレゼンテーションを行った。

ソムリエの一人、グザヴィエ・トゥイザ氏が太田英治社長とともに「大七クラシック」を紹介する。

参加したMOFソムリエの一人、グザヴィエ・トゥイザットは、日本酒の知識を広めることの重要性を強調した。「心を開き、フランス料理とのペアリングの可能性を開く必要がある」と提案した。トゥイザット氏は、料理の青臭さ、苦味、酸味に対応することの難しさを挙げ、「ワインがペアリングを作れないところでも、日本酒ならできる」と提案した。

この晩餐会は、そうした可能性を示すために特別に企画された。また、ヨーロッパにおける日本酒の地位を高めるためのヘッドラインイベントでもあった。JSSは、日本酒を通常ワインに提供されるのと同じ敬意をもって扱うことで、日本酒の品質をヨーロッパ市場に示そうとした。

そのため、フランス料理の伝統を最大限に活用したイベントとなった。リヨンは、ウジェニー・ブラジエやポール・ボキューズといった有名なシェフに長く縁があり、料理のホットスポットとしての評判が高い。実際、1935年には早くも評論家カーノンスキーによって「美食の世界首都」と称されている。この街自体が、どんなペアリング・イベントにも重みを与えている。

このディナーは、レストラン・セゾンで開催された。この有名なレストランは、アンスティチュ・ライフ(旧ポール・ボキューズ研究所)に併設されており、フランス初のミシュラン星付き研修レストランである。洗練された美食と、銘酒にふさわしいホワイトグローブのサービスが提供された。

日本酒メーカー、MOFソムリエ、リヨンのレストラン・シーンのトップ・オブ・ザ・クレームが来場し、2つの部屋を埋め尽くした。

しかし、このイベントはマーケティングの練習というよりも、日本酒のフードペアリングにおける万能性を証明するものだった。JSSは国際的なイベントで日本酒のペアリングの可能性を強調することに特に力を入れている。ソムリエたちはそれぞれ別の日本酒を紹介し、料理との相性の良さを強調した。日本酒メーカーは、製造に使用する水を特に重要視している。日本の軟水は、清らかな感覚と豊かな口当たりを与えてくれる。

ソムリエたちは、このワインが「ワインを殺す」食材に適していることも強調した。日本酒はワインほど強烈ではないので、食材とぶつかりにくく、その代わりに食材の周りに優しく重なる。また、日本酒には天然のアミノ酸が多く含まれているため、卵や魚のような風味豊かな味付けとも相性が良い。

食事中、その多様性が発揮された。例えば、塩味のあるフレッシュな純米大吟醸は、キノコとオレンジを添えたホタテにマッチした。一方、熟成した純米酒は、キャベツと唐辛子のジャムを添えた濃厚な子牛の甘露煮に合わせた。デザートにもペアリングがあった。日本酒ベースの柚子酒は、「クロンヌ」ケーキの下にある大胆な柑橘類のゼリーを引き立てていた。

トゥイザットにとって、それは互いに愛し合い、協力し合う2つの文化の融合を象徴するものだった。「日本の純粋さとホスピタリティの知識が必要なのです。「これは私たちにインスピレーションを与えてくれます。しかし、フランス人はその情緒と笑顔で日本人を鼓舞することができる。どちらも必要不可欠なものだ。

展示されている酒瓶。

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