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インドリ社とフォートシティ・ブルーイング社がインド初の樽熟成スタウトを発売
Piccadily Distilleries傘下のウイスキーブランドIndriと、ニューデリーに本拠を置くFort City Brewingは、ウイスキーとビール愛飲家にアピールするため、ウイスキー樽で熟成させたスタウトDhumriを発売した。
樽熟成のインペリアル・スタウトは何十年も前から存在していたが、この特別な技法で熟成させたビールが世界中で勢いを増してきたのはここ数年のことだ。そして今、インドの生産者がこのトレンドに乗っかっている。
ドゥムリは、フォートシティ・ブルーイングのインペリアル・スタウトを、インドリのシングルモルト・ウイスキー、インドリ・トリニを貯蔵していた木樽で熟成させた「樽熟成ビール・プログラム」の第1弾である。
バレル・エイジド・ビア・プログラムは、ビールをウイスキー樽で熟成させることで風味を出すことを目的とした、2つの飲料ブランドの共同事業である。
ピカディリー・ディスティラリーズの創設者であるシッダールタ・シャルマ氏は、ウィスキー樽でビールを熟成させるというトレンドが近年人気を博していると語る。
フォートシティ・ブルーイングの共同設立者であるゴータム・ガンジーとアシシュ・ランジャンは、インドリ社とのコラボレーションによって「ビールとウイスキー愛好家の舌を魅了するビール」が生まれることを期待していると語った。
ランジャンは、「ワインやウイスキーを飲む人たちにアピールし、クラフトビールのより多様な世界を知ってもらいたかった」と説明した。
インドは伝統的にウイスキーを飲む国だ。ランジャン氏は、シングルモルト・ウィスキーの愛飲者とビールの消費者は重なる部分が多いため、今回のようなコラボレーションは、より多くの人々に同ブランドのクラフトビールを紹介することになると説明した。
この醸造所のインペリアル・スタウトは、ドゥムリを造るためにインドリの樽で3ヶ月間寝かせた。この樽のおかげで、ビールからアルコールと水分が蒸発し、酸素が多く入って複雑な味わいになる。
ハリヤナ州に本社を置くインドリ社は、インドリ・トリニ・シングルモルトの製造に3種類の樽を使用している。
ドゥムリは、フォートシティ・ブルーイングの醸造所で3月に発売され、樽生で独占販売される。ABV7.8%の限定クラフトビールはハーフパイントで提供され、価格は税抜きで約595インドルピー。
インドにおける樽熟成ビールのパイオニアとして、フォート・シティ・ブルーイングのランジャン氏は、より多くのブランドが追随し、元ウィスキー樽でビールを熟成させることになるだろうと説明した。しかし、ロジスティックスや入手のしやすさという点で、他のブランドにとっては問題があるようだ。
熟成方法にはそれなりのコストがかかる。ランジャンによると、各ブランドは1樽に300米ドル(238英ポンド)もの費用が必要で、3樽や4樽の小ロットで出荷するため、価格が上昇する。フォートシティ・ブルーイングは、インドリがこの共同発売のために数樽を無料で提供してくれたので、この困難を回避することができた。