ウィットブレッド、不採算レストランの売却を計画

ホスピタリティ大手のウィットブレッドが、ブリュワーズフェイラーやビーフィーター・レストランなど、業績の悪い飲食施設の売却を計画していると報じられている。

英国で840軒以上のプレミア・イン・ホテルを運営するウィットブレッド社は（ドイツでも51軒を運営）、事業全体の業績を改善するため、収益性の低い飲食店舗の一部を犠牲にすることを検討していると報じられている。

タイムズ紙は24日（日）、ウィットブレッドが「シティの情報筋によると、30から50の業績不振サイトを売却するようアドバイザーのクリスティー・アンド・コーに指示した」と報じた。

さらに、「さらに100軒のパブやレストランが、同じくウィットブレッド傘下のプレミア・インのホテルの客室に転用される見込み」である。

Whitbread社のウェブサイトによると、プレミア・インのホテルは英国内に83,000室以上あり、さらに7,000室が「予約中」である。

ブリュワーズフェイヤーとビーフィーターに加え、ウィットブレッドはテーブルテーブル、プレミア・インの館内レストラン「タイム」、最新ブランド「クックハウス＆パブ」も統括している。

ウィットブレッドが運営する飲食施設の数が約400であることを考えると、そのうち最大150施設の売却／転換は、ポートフォリオの規模縮小に相当する。dbは、ウィットブレッドにこれらの報道が真実かどうか尋ねたが、同グループはコメントを拒否した。

また、ウィットブレッドがプラチナ・エクイティと食品・飲料不動産の売却交渉を行っていたが、交渉は進展しなかったと『タイムズ』紙で報じられた。dbはプラチナ・エクイティにコメントを求めた。

今年1月11日に発表されたウィットブレッドのFY24トレーディング・アップデート第3四半期によると、英国における1年間の宿泊・売上高は14％増であったのに対し、飲食部門は9％増であった。