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金正恩氏の列車には「ボルドーとブルゴーニュのケース」がある
ウラジーミル・プーチンに会うために最近ロシアに向かった金正恩の列車には、ボルドーとブルゴーニュのワインケースが積まれていると噂されている。
もともと金正日元総書記の移動手段であったこの列車には、ロシア料理、中華料理、韓国料理、日本料理、フランス料理などあらゆる料理が用意され、ボルドーやブルゴーニュ地方のワインも多数用意されているという。
2011年に前指導者とロシアを旅行したコンスタンチン・プリコフシーというロシア政府関係者が、ワインのケースはパリから空輸されたものだと主張した。
金正恩がその傾向を続けているかどうかは不明だが、フランスワインの大ファンで、一晩にボルドーを10本も飲むという噂もある。
この主張は、ソウルを拠点とするチェ・ジヌク博士という学者のもので、同博士は『テレグラフ』紙にこう語っている:「彼は高級蒸留酒やワインを魚のように飲んでいる。たくさん飲んで泣いているそうです。彼はとても孤独で、プレッシャーを感じているようです」。
2010年には、正恩氏が高級ワインとスイスチーズに凝っており、ヨーロッパの味を再現できない韓国人シェフに苛立ち、チーズ作りの技術を学ばせるために北朝鮮政府高官を料理学校に派遣したと、正恩氏のケータリングを担当した寿司シェフが主張していた。
北朝鮮への高級ワインの流入は昨年大幅に増加し、デパートではプロのソムリエを雇い、顧客のために高級ワインを調達している。海外の高級生産者と契約を結び、彼らのワインを北朝鮮市場に独占的に出荷する小売店も増えている。
韓国関税庁のデータによると、2021年に韓国へのウイスキーの輸入が70%急増したことを受けてのことだ。
つまり、国の財政を手にしていない北朝鮮国民でも、高級ワインや蒸留酒を簡単に手に入れられるようになったということだ。
情報筋によれば、金正恩は中年の危機を経験しており、健康問題に悩まされた父親の二の舞になるのではないかという不安にさいなまれているという。
内部関係者によれば、現在の指導者である金正恩は、生きて権力の座に居座り続けようと決意しているという。「彼のゴールは非常にシンプルだ。彼は権力の座に留まりたいのです」と、ソウルにある国民大学のアンドレイ・ランコフ教授は語った。