ヴァージン・ワインズ、消費者低迷にもかかわらず「力強い勢い

英国のワインe-テーラー、ヴァージン・ワインズは、景気が低迷しているにもかかわらず、今年上半期の収益性が「大幅に」向上したことを報告した。

オンラインで消費者に直接ワインを販売する同社によると、好業績には前年同期比2％増の3430万ポンドと、前年同期の3360万ポンドを上回ったことが含まれる。収益性も改善し、EBITDA（金利・税金・減価償却費控除前利益）は2023年上半期の0.8百万ポンドから122％増の1.75百万ポンドとなり、EBITDAマージンは前年同期の2.3％から5％に上昇した。)

リピーター向けの売上高は、「活発で忠実な」既存顧客ベースにより約5％増加し、新規顧客の転換率は前年同期の41.1％から2023年12月末までに50％まで改善したという。また、主要なワインバンク契約ベースの解約率も16.8％と18ヶ月ぶりの低水準であった。

その結果、新規顧客転換率は22％上昇し、完全原価計算された顧客獲得単価は14％減少した。

ジェイ・ライト最高経営責任者(CEO)は、この業績に満足していると述べた。特に、厳しい取引環境にもかかわらず、好調な収益性を達成したことは、昨年の業務上の課題を克服した結果であり、倉庫業務の大幅な改善により、6ヶ月間の倉庫の1ケースあたりのコストを25％削減することができたと述べた。これにより、「フルフィルメント・コストの計画的な削減を達成すると同時に、繁忙なピーク商戦期を通じて優れた翌日配送サービスを維持することができた」と同氏は述べた。

「新規顧客獲得は依然厳しいものの、規律あるアプローチを維持しており、10月下旬に発売したウェアハウス・ワインズの新しいバリュー商品は、心強い初期反応を得ている。厳しい消費者情勢に留意しつつも、当社のビジネスモデルの背景にある主要な原動力に沿った業績に励まされながら、下半期に臨みます」。

「無借金とキャッシュ創出力を維持し、1,740万ポンドのグロス・キャッシュと1,100万ポンドのネット・キャッシュを保有する一方、在庫レベルを前年比24％削減した」と付け加えた。