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テスコ、シャンパン泥棒を阻止するため冷蔵庫に南京錠
南ロンドンにあるテスコのスーパーマーケットでは、高級フレンチ・フィズを万引きから守るため、シャンパンの冷蔵庫に南京錠をかけた。
この写真はジャーナリストのドミニク・レマンスキーが撮影し、『Mail Sunday』紙に掲載された。 メール・オン・サンデーパーリーにあるテスコ・エキストラの冷蔵庫に南京錠がかけられている。中にはヴーヴ・クリコ(冷蔵庫には2015年ヴィンテージのボトルが陳列されており、小売価格は67ポンド)、ランソン、モエ・エ・シャンドン、テタンジェ、パイパー・ハイドシックのボトルが入っている。スタッフにお申し付けください」と書かれた看板は、貴重なボトルが入った冷蔵庫の鍵を開けなければ購入できないことを示している。
店内の豊富なウイスキー・セレクションのほとんどを含むプレミアム・スピリッツや、クルボアジェ、グレイグース・ウォッカ、パトロン、ヘイグ・クラブ、ジャック・ダニエルズなどのスピリッツも南京錠の向こうにある。
英国全土で万引きの新たな波が押し寄せる中、シャンパーニュに鍵をかけるという決断が下された。Statistaに掲載されたデータによると、イングランドとウェールズで過去20年間に記録された万引き犯罪は、2017/18年の382,649件がピークで、その後コヴィッド19の大流行で急減したが(2020/21年は228,154件)、2022/23年は342,343件と再び急増している。
なぜ万引きが増えているのかについては、議論が分かれるところである。生活費の危機への対応だと推測する向きもあるが、警察力がますます過剰になっているため、窃盗に対する処罰のリスクが下がり、犯罪者を増長させているという指摘もある。
後者の点について、英国独立小売業協会のアンドリュー・グッドエーカーCEOはこう語っている:「人々は1本だけつまんでコートの中にこっそり隠そうとするのではなく、全部バッグに入れて出て行くのです。
スーパーマーケットの他の商品と比べて比較的高価であることから、アルコール飲料は肉、チーズ、剃刀と並んで最も万引きされやすい商品のひとつであり、特にシャンパンはその高級な評判から狙われることが多い。この問題がいかに全国的なものであるかを考えると、英国中のスーパーマーケットにあるシャンパンの冷蔵庫に、さらなるセキュリティーが施される日もそう遠くはないかもしれない。
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