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サザン・グレイザーの "独占禁止法違反 "事件で連邦政府がトータル・ワインを提訴

米連邦取引委員会は、米国の販売業者サザン・グレイザーズを調査中のトータル・ワイン社に対し、文書提出の要求に応じさせるよう連邦裁判所命令を申請した。

米国最大のワイン・スピリッツ・ディストリビューターであるサザン・グレイザーズ社は、トータル・ワイン社を含む小売業者への販売において差別的な慣行があったとして、またその他の不公正な競争方法に関与していたとして、連邦取引委員会(FTC)の調査を受けている。

サザン・グレイザーの調査の目的は、トタル・ワインのような「特定の、優遇された大手チェーンに、小規模な独立系小売店には提供しないような優遇価格やサービスを与えていないか」を確認することである。

FTCによると、トータル・ワイン社は4ヶ月以上、文書やその他の情報提供の要求に応じることを拒否している。FTCによると、トタル・ワイン社はサザン・グレイザーズ事件に関する必要な情報を従業員のファイルから検索することを「断固として拒否」しており、拒否の正当な理由も示していないという。

FTCは、トータル・ワインの時間稼ぎが調査を妨げ、遅らせていると主張し、そのためFTCはバージニア州の連邦裁判所に命令を執行するよう求めた。

FTC競争局のヘンリー・リュー局長は、「FTCが出す民事調査要求は、自発的な要求ではなく、連邦政府による要求であり、企業はそれに従わなければならない」と述べた。

「CIDに従わないことは、結局のところ、反競争的慣行から消費者と企業を保護するFTCの能力を妨げることになる。FTCは、企業がCIDに従わない場合、躊躇することなく法の全力を行使し、法廷に訴える。

メリーランド州に本社を置くトータル・ワインは、全米28州に257店舗を展開している。

2022年11月、内国歳入庁(IRS)と連邦アルコール・タバコ税貿易局の捜査官がサザン・グレイザーズの事務所を家宅捜索したことが、ドリンク・ビジネスから報告された。

ペンシルベニア州での「ペイ・トゥ・プレー」事件では、同社がビジネスを獲得するために同州の酒類管理委員会の職員にインセンティブを提供していたことが発覚し、2017年に500万米ドルの罰金を科せられた。

発覚した違反行為について、ある関係者は「実に驚異的」と評した。

2023年7月、サザン・グレイザーズのシェルドン・スタイン社長はその職を退 いたが、引き続き同社の取締役会のアドバイザーを務める。

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