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アコレード、ハウス・オブ・アラスを売却
オーストラリアの大手ワイン会社アコレードは、スパークリングワイン・ブランドのハウス・オブ・アラスを、24ヘクタールのブドウ畑とタスマニアのベイ・オブ・ファイヤーズ・ワイナリーを含むハンドピック・ワインズに売却した。
ハンドピックはウィリアム・ドンによって設立されたブティック・ブランドで、ヴィクトリア州のヤラ・ヴァレーをはじめ、タスマニアやバロッサ・ヴァレーなど、多くの地域にブドウ畑を所有している。
アコレードは、ロバート・フォイエ最高経営責任者(CEO)によれば、ハウス・オブ・アラスは自社のポートフォリオに「きれいに収まらない」高級ブランドであったため、今回の売却に踏み切った。
しかし、この契約により、アコラードは新オーナーとの契約のもと、ハウス・オブ・アラス・ブランドの生産と瓶詰めを継続し、ベイ・オブ・ファイヤーズ・ワイン・ブランドも保持することになる。
未公開の価格でブランドを売却するというこのニュースは、5月に発表されたブランドへの「関心を調査中」という発表に続くものである。
当時dbの取材に応じた同社は、「ハウス・オブ・アラスの国際的な成功を信じられないほど誇りに思う」としながらも、「当社の他のポートフォリオとより緊密な戦略的整合性を持つ事業の他の部分に集中できるようにするため、アラスの売却を検討する適切な時期だと考えている」と述べた。
同ブランドは5月にこう述べている:「アコレードのグローバル成長戦略の一環として、アコレードは常に資産構成を見直しており、資本が最も大きな可能性を秘めたブランドと市場に集中している。
"戦略的な資産売却、特にブドウ畑と生産施設の完全売却またはセール・アンド・リースバック契約による売却は、この資本負担の軽いモデルに沿ったものであり、ブランドへの投資と売上拡大に資本を振り向けることができる"
アコレードは、トレジャリー・ワイン・エステーツに次ぐオーストラリア第2位のワイン生産者である。2018年以降、米国のプライベート・エクイティ企業であるカーライル・グループの所有となり、10億豪ドル(約5億4,800万円)で売却されたが、これは2011年に前オーナーのチャンプが購入した価格から3倍の価値となった。昨年は、ヤラ・ヴァレーにある55ヘクタールのビーナック・ヴィンヤードをTWEに700万豪ドルで売却した。