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全体のインフレ率が6.8%に低下する中、アルコールは依然として上昇中

消費者物価指数(CPI)によるインフレ率は6.8%に低下したが、アルコールは月次、年次ともに上昇した。

データによると、食品・飲料のインフレ率は12ヶ月間で14.8%、月率で0.1%上昇と依然として頑強に高い。いずれも低下しているとはいえ、5%を下回っていた2022年春以前の水準を大幅に上回っている。

CPIでタバコと合算されるアルコールは、12ヵ月率で9.2%から9.3%へと0.1%上昇し、月間率も同程度上昇した。

消費財の総コストが1.7%減少し、飲料、食品、ホスピタリティ部門がいかに不釣り合いな打撃を受けているかを物語っている。年間上昇に最も貢献したのは食品とノンアルコール飲料(1.71%)で、2番目に貢献したのはレストランとホテル(1.24%)であった。

先月の7.9%から急速に低下し、昨年11月には41年ぶりの高水準となる11.1%を記録したにもかかわらず、ジョン・グレン財務長官はBBCの『トゥデイ』番組で、インフレ率は依然として「高すぎる」と語った。

このニュースは、ウクライナ戦争と世界的な需要の混乱によって引き起こされた記録的な価格上昇の後、エネルギー価格が緩和されたことを意味する。ONSによれば、2023年5月までの1年間の食品・非アルコール飲料価格は18.4%上昇し、4月の19.1%、3月の19.2%から低下した。

JDウィザースプーンのオーナーであるティム・マーティンは、自身のパブでは価格を抑えるよう努力するとしながらも、8ポンドや10ポンドのパイントが普通になる可能性があると飲酒者に警告 した。同氏は3月、会長声明の一環として、パブチェーンが「猛烈な」インフレ圧力と戦っていると警告した。

ビールメーカー、蒸留酒メーカー、ワイナリーが、エネルギー、原材料、ロジスティクスによる生産価格上昇という前代未聞の嵐に直面している中でのことだ。最近救済されたブリック・ブリュワリーの創設者、イアン・スチュワートは、さらなる支援や市場環境の変化がなければ、さらに多くのビールメーカーやパブが壁に突き当たるだろうと警告した。

一部のビールメーカーは、税負担を軽減し、消費者のために価格を据え置くために、主力ブランドを "水増し "しているとも報じられている。ハイネケンの「フォスターズ」、グリーン・キングの「オールド・スペックルド・ヘン」、シェパード・ニームの「ビショップ・フィンガー」、「スピットファイア」など、さまざまなビールが最近、アルコール度数を下げていることがわかった。

フォスターズはアルコール度数を4%から3.7%に引き下げ、1本あたり3ペソのコスト削減、オールド・スペックルド・ヘンは5%から4.8%に引き下げ、2ペソのコスト削減、ビショップス・フィンガーは5.4%から5.2%に引き下げ、2ペソのコスト削減、スピットファイアは4.5%から4.2%に引き下げ、1本あたり3ペソのコスト削減となった。カールスバーグも最近、フラッグシップ・ラガーのABVを3.4%に下げると発表した。

シェフィールド大学のコリン・アンガス研究員によれば、すべてのビールメーカーがアルコールを0.3%削減するだけで、政府への関税支払いを合わせて約2億5000万ポンド節約できるという。

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