5月の銀行休業は接客業を5.6％押し上げた

英国のパブやレストランは、先月の銀行休業日の多さが功を奏し、8ヶ月連続で前年同月比売上増を達成した。

Coffer CGA Business Trackerのデータによると、2022年5月と比較して、今年5月の同業界全体の売上高は5.6％増加した。

5月6日に行われたチャールズ3世の戴冠式は、長期休暇中に許可された営業時間の延長により、接客業に歓迎された。当時、イギリス人の4分の3が、バンクホリデー中にパブに行く意向を表明していた。

実際、パブは対前年比8.8％増と、最も恩恵を受けたようだ。レストランは2.7％減と控えめで、バーが6.6％減となったのは、このチャネルが直面している苦戦の表れである。

RSM英国のレジャー＆ホスピタリティ部門責任者、ポール・ニューマンは言う：「パブ経営者は、5月の3連休の間違いなく勝者であり、暖かい気候とエネルギー価格の上限引き下げのニュースによって顧客の財布の紐が緩み、コロネーション熱を利用した。飲食料品のインフレが依然としてピーク・レベルにあるため、レストラン経営者は、実質成長率が依然としてマイナス領域にあり、ピンチを感じた。

「特にロンドンでは、5月に他の地域と比較してインフレ率が大幅に上昇した。国王の戴冠式が終わった今、首都の長期的な回復はインバウンド観光のさらなる勢いにかかっている。中国人観光客は依然として用心深く、今のところ自国に近いところに滞在しているため、首都の復活が夏の間持続するのか、それとも5月が一発屋だったのか、オペレーターは頭を悩ませている」とニューマン氏は警告する。

コファー・コーポレート・レジャーのマネージング・ディレクター、マーク・シーハンは、6月の暖かい気候が「数字が本格的に回復するきっかけになる」と期待を示した。