サイモン・ローガン、マルタにレストランをオープン

L'Enclumeのレストラン経営者であるサイモン・ローガンは、マルタの首都バレッタに「超ローカル」な新しい飲食店ION Harbourをオープンすることを発表した。

地中海の島は湖水地方から遠く離れているが、2018年12月にお披露目されたシェフズ・テーブル・エクスペリエンス「Aulis Hong Kong」に続き、実はイオン・ハーバーはローガンにとって2軒目の海外出店となる。

新しいレストランは5つ星のイニアラ・ハーバー・ハウス・ホテルの屋上にあり、街の有名な港を見下ろすことができる。

ローガンからの声明はこうだ：「香港での海外初出店以来、私たちは私たちの原則を世界中の異なる気候や文化にどのように適応させることができるかに取り組んできました。私たちの理念は、地域の最も持続可能な生産者によって収穫、漁獲、採集された超ローカルな食材に導かれており、私たちはどこへ行ってもそれを続けていきます。

「マルタでは、志を同じくする最高のサプライヤーを特定し、専門家と協力して、槍漁師やゴゾ島の3代目の塩農家など、小規模で持続可能な生産者を発掘してきました。私たちはまた、野生の在来種の植物の同定を支援する専門の採集家とも協力しています」。

ヘッドシェフのエオイン・スミスとエグゼクティブシェフのオーリ・マーローの料理は、伝統的なマルタ料理と、ローガンの他のレストランで人気のある料理の両方を取り入れている。13コースの試食メニュー（1人135ユーロ）には、白豚とウナギのドーナツ、地元産とは言えないオークニー産ホタテ、L'Enclumeの有名な味噌キャラメルムースを再現し、マルタ産バンビネラ洋梨を加えた「ION」などがある。

ランチメニューは、パン、前菜、メイン、グラスワインで、一人45ユーロ。ゴゾ産チキンのマルタソーセージ添え、生鯛の石炭オイル煮、マルタのTǎ Qali市場で採れたイチゴに蜂花粉ケーキ、マリーゴールド、ミルククリームを添えたものなどがある。

ワインには、バイ・ザ・グラス・オプション（アルガリ・ロゼの125mlグラスが10ユーロから）とフライト（「テイスター・フライト」が90ユーロ、よりプレミアムな「セレクト・フライト」が150ユーロで、いずれも8種類のワインが楽しめる）がある。

ボトルに関しては、国際品種を使用しながらも、地元産に重点を置くローガンらしく、マルタワインが数多くある。Marsovin Cassar de Malte（シャルドネから造られる伝統的な製法のブリュット・スパークリング）から、Ta' Betta Wine EstatesのPhilippe Villiers（シラーとカベルネ・フラン）まで。

残りのリストには北半球と南半球の生産者が名を連ねており、ローガンの母国であるイギリスのブランド、ナイティンバーのクラシック・キュヴェもある。

ローガンは最近、オーリス・ロンドンの若返った外観も公開した。

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