英国では2020年以降、飲み物やレストランへの支出が57％増加

英国のデジタル決済プロバイダーtakepaymentsの調査によると、英国人は、コスト上昇にもかかわらず、レストランやバーで多額の支出を続けている。

いくつかの業界では、2022年を通じて支出が徐々に減少しており、財政逼迫が消費者の裁量支出の削減を余儀なくしている。しかし、接客業、旅行業、卸売業などのセクターでは、2021年6月に英国のすべての閉鎖措置が解除された後、支出が大幅に増加し、翌年の経済的混乱にもかかわらず力強い成長を示している。

2022年のドリンク・レストラン部門への支出は2021年に比べ20％増加し、2020年に続き31％増加した。

調査はtakepaymentsのカードとPOSの取引データを使って行われ、同社はパンデミックの回復と生活費の危機が様々な業種のビジネスにどのような影響を与えたかを見るために業種別に分類した。

takepaymentsの戦略的パートナーシップの責任者であるジョディ・ウィルキンソンは、このデータに対して次のように述べている：「2022年の飲食費の高騰にもかかわらず、英国の消費者が外食を続けていることは興味深い。

ONSのデータによると、食品・飲料部門は冬季ワールドカップの開催により強化され、2022年11月の消費者向けサービスは0.4%増となった。

「私たちは、このような重要なイベントが私たちの経済やイギリス国民の消費習慣に与える影響を過小評価することはできません」とウィルキンソンは付け加えた。

ONSによると、2021年から2022年にかけて、宿泊・飲食カテゴリーの新規企業登録率は前年比5％増となった。

しかし、来年はそれなりの試練がやってくるかもしれない。IGDの報告書『Eating In Vs Eating Out』の予測によると、来年は裁量所得が減少するため、消費者のほぼ10人に9人が外食時の節約を考える。

ウィルキンソンは、「消費者行動が長期的に変化するかどうか、特に夏までにインフレ率が下がると予測されていることを考えると、まだわからない」と付け加えた。