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中国における輸入蒸留酒販売、若年層が後押し

若い消費者の需要増加により、輸入ウイスキーとブランデーの売上が中国で伸びているという。

地元紙が報じたように、今年上半期の輸入蒸留酒販売量は前年同期比10.5%増の5,868万リットルに達し、金額は同34%増の11億5,000万米ドルに達した。

中国食品・在来農産物・畜産副産物輸出入商業会議所(CFNA)は、2022年の売上がやや落ち込んだことを認めたが、税関のデータによると、輸入蒸留酒の金額は7月に前年同月比29%近く、8月には35%近く増加した。

カテゴリー別では、ブランデーとウイスキーがスピリッツの中で上半期に最も伸びたとされ、輸入ブランデーは数量で16%、金額で31%以上増加した。一方、ウイスキーの輸入は数量でほぼ8%、金額で18%以上増加した。

ミンテルのシニアリサーチアナリスト、マルタ・チャンは言う:"社交的な集まりへの新たな熱意が、店内でのアルコール消費を急増させ、業界を活性化させると予想される"

ミンテル社の報告書『中国2023年のアルコール飲料消費習慣』によると、家庭外アルコール飲料市場規模は2027年までに7000億人民元(959億5000万米ドル)に達し、5年間の合計成長率は約11%に達すると予想されている。さらに、ウイスキー需要の急増に後押しされ、輸入蒸留酒製品の価値は今年回復すると予想されている。

ディアジオは上半期の財務報告で、中国のホワイトスピリッツ製品の売上が減少したにもかかわらず、ウイスキーの売上を背景に中国市場での業績が好調であると述べた。同様に、ペルノ・リカールは2022-23年(7-6月期)の財務報告書で、世界の純売上高が前年同期比10%増の121億4,000万ユーロ(128億7,000万米ドル)となり、アジアが17%貢献したことを明らかにした。

業界調査会社WBO Wine Observerの楊正健取締役は、輸入蒸留酒は市場集中力が強く、これは国際的な主要蒸留酒企業による中国市場への投資が増加していることに反映されていると説明した。

ディアジオ社は、成長する中国のポテンシャルに理解を示し、アジアにおける製品の革新と開発能力を拡大するため、上海に新しい研究開発センターを発表した。また、これを反映して、ディアジオの中国初のモルトウイスキー蒸溜所は雲南省娥源県にあり、今年以降、初の中国原産シングルモルトウイスキーを生産することが予測されている。

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