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ボルドーのワイン・バーで中毒死

ボルドーの人気バーでイワシが原因とされる食中毒が発生し、1人が死亡、8人が入院している。

9人がボツリヌス中毒で重症を負ったことを受け、フランスの地方当局は、9月4日から10日の間にボルドーのチン・チン・ワインバーを訪れた人に、心配な健康症状に注意するよう警告した。

このバーで食事をした8人の患者が集中治療室に収容され、1人が死亡した。致命的なバクテリアの原因として疑われているのは、"自家保存 "のイワシである。

ボルドー大学病院集中治療室のベンジャミン・クルーゾー室長は、知らずに中毒になった人がいるかもしれないと警告し、ボルドーを訪れる人々が観光客に人気のあるバーを通過し、診断を受けずに帰宅した場合に備えて、詳細を公表するようメディアに呼びかけた。

この集団感染で入院したのは、アメリカ、カナダ、ドイツの人々であった。

ヌーヴェル・アキテーヌ地方衛生局は、「何らかの症状が出た場合は直ちに医師に相談するように」と述べている。

ボツリヌス中毒は、ボツリヌス菌が産生する毒素によって引き起こされる重篤な神経疾患である。

呼吸麻痺や筋麻痺を引き起こすこともあり、5%~10%の症例で死に至ると考えられている。

フランスのパスツール研究所によれば、ボツリヌス中毒の初期症状には「疲労感、脱力感、めまいがあり、次いで目のかすみ、口の渇き、嚥下や会話の困難」がある。

症例の大半は、生肉や自家製保存食による食中毒が原因である。

ボルドー観光局のウェブサイトは、チン・チン・ワインバーを「オーガニックとビオディナミのワインを発見する特権的な場所」と紹介している。同じ情報源によれば、このバーのワインメニューは「独創的で、クリーンで、消化が良く、健康的なワイン」が自慢だというが、食事についての言及はない。

チン・チン・ワインバーはエミール・デュプロワ通りにある。本稿執筆時、バーは「一時閉店」していた。

 

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