シーバス・ブラザーズがRTDカテゴリーを揺るがす

シーバス・ブラザーズは、2年間の開発期間を経て、市場のギャップを埋める2つのカクテル商品を発売した。

ペルノ・リカールのスコッチ・ウイスキー部門であるシーバス・ブラザーズは、一味違う2種類のRTDを米国市場で発売した。

ザ・グレンリベットのニュー・マンハッタンとオールド・ファッションド・ツイスト・アンド・ミックスのカクテルは、キャップをひねって不活性ガスを放出し、香味成分をウイスキーに注入するという新技術を採用している。

ザ・グレンリベット・シングルモルトの375mlボトルに特製カプセルをセット。お召し上がりの際は、お好みで注いでお飾りください。

シーバス・ブロス会長兼CEOのジャン＝エティエンヌ・グルジュは、2種類のカクテルの材料がボトルの中で完璧にミックスされるのを楽しむだけでなく、新しいラインは最大6人のゲストに何杯も提供することで、カクテルの機会をより和やかなものにすると語る。

一度開封したカクテルは、品質や風味を損なうことなく冷蔵庫で保存することもできる。

グールジュ氏は、この新しい2本のボトルは「シーバス・ブロスが新しい基準を設定し、シングルモルト体験を提供するための型破りな方法を見つけるという伝統に則ったものだ」と語る。

ザ・グレンリベット・オールド・ファッションドとニュー・マンハッタン・カクテルは、無名の米国テクニカル・パートナーとの2年間の開発期間を経て、コロナウイルスによる封鎖中にカクテルの需要が急増した米国市場で最初に発売され、その傾向は続いている。

この新製品は、シーバス・ブラザーズがさらなる売上拡大とスコッチ・ポートフォリオのプレミアム化を推進する一環である。2017年以降、シーバスリーガルは25％増収、ロイヤルサルートは32％増収、バランタインは13％増収、グレンリベットは9％増収となっている。

新たにペルノ・リカールUKのマネージング・ディレクターに就任したジュリア・マシーズ氏は、カクテルを提供する新しいスタイルを英国でも実現したいと意気込んでいる。時期は未定だが、来年には英国のオフ・トレードで販売される予定だ。