クラフトビールのブリュー・バイ・ナンバーズ、再建取引の「最終段階」へ

ロンドンを拠点とするクラフトビールメーカー、ブリュー・バイ・ナンバーズ（BBNo）は、管財手続きに入るとの報道を受け、再建のための取引を「最終段階」に入ったと発表した。

ソーシャルメディア上の声明でこのコメントを発表したビールメーカーは、新しい投資家とは「数年前から」知り合いだったと述べた。

噂の渦に対処する」と題されたリストラに関するブログ声明で、同社は次のように述べている：「ホスピタリティ業界はここ数年、コストの増加や消費者行動の変化により、大きな課題に直面している。

「これを受けて、私たちは事業を拡大し、パンデミックの財務的影響に対処するため、グリニッジの新拠点に移転しました。残念なことに、最善の努力を尽くしたにもかかわらず、コヴィッド19の負債負担と最近の生活費危機が重なり、バーモンジーの事業所を閉鎖せざるを得なくなりました」。

「将来の成功を確かなものにするため、財務の専門知識を持つ新たな投資家を招き入れる再建プロセスの一環として、取引を成立させる最終段階にあることをご報告できることを嬉しく思います。

「これらの投資家とは数年来の付き合いで、彼らは皆、私たちの醸造所に対する情熱を持っており、私たちのチームをグリニッジに残し、エキサイティングで美味しいクラフトビールを造り続けることを熱望しています。これにより、BBNoは独立を保ち、同時にクラウドファンディングの投資家達が私達の将来に関与し続けることを目指します。"

ブラック・シープ・ブリュワリー、ベドラム・ブリュワリー、ブリック・ブリュワリー、ボックスカー・ブリュワリーなど、ここ数ヶ月の間に経営管理、リストラ、財務問題に直面したクラフトビールメーカーに続くものだ。

ビール・ヌーボーの醸造責任者であるスティーブ・ダンクリーによれば、2022年はクラフトビールメーカーにとって厳しい年であった。

独立ビール醸造者協会（SIBA）のコミュニケーション部門責任者であるニール・ウォーカー氏は、昨年ドリンク・ ビジネスに語ったところによると、原材料、光熱費、エネルギー費の高騰により、多くのビール醸造者が利益を維持することが「信じられないほど困難」になっているという。