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チリワイン産地イタタとビオ・ビオで山火事が発生
チリ南部の山火事が、イタタとビオ・ビオのワイン産地のブドウ畑に影響を与え始めている。2月1日(水)深夜からチリ南部の産地で山火事が急速に拡大し、高温で風の強い天候が悪化させた。週末には10万ヘクタール以上に延焼し、いくつかのブドウ畑やワイナリーに影響を及ぼしている。
現在、最も被害が深刻なのはニャウブル州のイタタ地区で、制御不能の火災が急速に拡大し、すでに22人が死亡、3,000人以上が避難している。
すでにブドウ畑の被害を報告している生産者は、ア・ロス・ヴィニャテロス・ブラボス、レオンシオ・ワインズ、ローグ・ヴァインなど。また、ホルヘ・コタールやヴィーニャ・アルトス・デル・ヴァレも火災によりワイナリーを失ったと報告している。小規模な生産者や栽培農家が中心の産地であるため、火災被害はこうした小規模ビジネスにとって壊滅的な打撃となる可能性がある。
この火災の全容はまだ解明されていないが、シナリオが展開されるにつれ、一部の生産者はすでに、州からのさらなる援助と、林業に対するより責任あるアプローチを求めている。
「主な問題は林業です」とビオ・ビオの生産者、ヴィーニャス・イネディタスのフアン・ホセ・レデスマは説明する。単純な解決策としては、国が少なくとも300~500メートル以上の大きな防火柵を補助することで、このリスクを食い止めることができる。
2017年には1月下旬に壊滅的な山火事が発生し、575,000ヘクタールが被害を受け、ワイン産業にも大きな影響を与えた。
火災の影響を受けた生産者を支援する方法については、南米ワインガイドhttps://southamericawineguide.com/bio-bio-and-itata-fires-2023-information-and-how-to-help/。
アマンダ・バーンズはドリンク・ビジネス誌のレギュラー南米特派員で、『南米ワインガイド』の著者でもある。
写真はレオ・エラゾとレオンシオ・フェルナンデス撮影。