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オーストラリアワインの輸出額が減少、厳しい年に

2022年のオーストラリアワインの輸出は、金額ベースで4%減の19.4億豪ドルとなり、英国の売上は18%減となった。 

バロッサでのワイン造り(画像:Wines of Australia)

ワイン・オーストラリア(Wine Australia)の最新輸出報告書では、「インフレ率の上昇、事業コスト、金利がマージンに影響を及ぼし、オーストラリアのワイン輸出業者にとって今年も厳しい年となった」とし、この状況は2023年も続くだろうとしている。

オーストラリアの輸出額上位5市場のうち4市場で輸出が減少し、総輸出額の20%を占める米国は3%減の3億9,000万ドル、英国(総輸出額の19%)は18%減の3億7,300万ドル、数量は11%減であった。英国の平均輸出額も8%減の1.72ドル/リットルFOBであった。

ワイン・オーストラリアは、2016年にブレグジットが発表されて以来、英国への輸出は「予測不可能」であり、いくつかの山と谷があったと指摘した。また、オーストラリアが英国のオフトレードでトップの座にあったため、コヴィッドの時期に輸出が増加し、その後オントレードが再開された際に需要が "反動減 "したことを指摘し、さらにオフトレード市場全体の減少幅が8%(IRIワールドワイド)であったのに対し、オーストラリアは4%と減少幅が小さかったことも指摘している。

香港とシンガポールもそれぞれ13%と20%(それぞれ1億6,700万ドルと1億3,200万ドル)の減少となったが、総輸出額の10%を占めるカナダは14%増の1億8,800万ドルとなり、数量は46%増の6,800万リットルと総輸出量の11%を占めた。輸出量の23%を占める第2位の市場である米国は、輸出量の伸びが輸出額を上回り、13%増の1億4,000万リットルとなった。米国への輸出業者数も2008年以来最高で、前年比5%増の303社であった。

一方、オーストラリアワインの欧州向け輸出は16%減の5億8,600万ドルで、ドイツ(金額で2%減の3,800万ドル)、オランダ(19%減の2,900万ドル)、デンマーク(13%減の3,700万ドル)などの市場が牽引した。

東南アジア向けはタイとマレーシアが牽引し、16%増の3億500万ドルとなったが、最大の市場であるシンガポールが20%減の1億3200万ドルであった以外はすべての市場で増加した。

一方、北東アジアの金額ベース売上も10%減の3億1,400万ドルで、中国と香港が牽引し、数量は15%減の3,200万リットルとなった。この市場は、主に1リットル当たり10ドル以上のワインの輸出によって5,100万ドルに達し、輸出業者数も2022年には23%増の260社となった。

出荷の改善

明るい話題としては、2021年以降、ワイン業界を悩ませてきた世界的な輸送問題が改善されたことが挙げられ、ワイン・オーストラリア・マネージャーでマーケット・インサイト担当のピーター・ベイリー氏は、無包装ワインの輸出増加につながっていると述べた。

「2021年と2022年のヴィンテージ・ワインの出荷は、特に無包装の出荷が困難であったため、大幅に遅れていた。2022年後半に一部の産地でこうした状況が緩和されたため、オーストラリアのワイン生産者はようやく海外の顧客に出荷できるようになりました」と説明したが、一部の貿易ルートでは依然として遅延が報告されている。

無包装ワインの出荷比率の増加は、輸出総額減少の一因となったが、無包装ワインは包装コストを除外して出荷されるため、平均船価は低くなる。

このようなバルクワインの増加は、米国とカナダ両国の成長を牽引し、米国では67%増の7,600万リットル、カナダでは8%増の4,400万リットルとなった。プレミアム価格帯のパッケージ輸出も両市場で増加し、カナダ向け輸出は1リットル当たり5ドル以上で13%増の1億1,400万ドル、米国向け輸出は1リットル当たり10ドル以上で4%増の5,000万ドルとなった。

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