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オッドビンズの取引先が管財手続きに入り負債が発覚

12月下旬に正式な管財手続きに入った、元イギリスのワイン小売業者オッドビンズのサプライヤーであり姉妹会社であるヨーロピアン・フード・ブローカーズ・リミテッドは、320万8000ポンド以上の負債を残していることが、Companies Houseに公開された書類で明らかになった。

ヨーロピアン・フード・ブローカー社の親会社であるEFBホールディングス社の子会社、ワイン・リテール・ホールディングス・リミテッドが管財人から買い取ったオッドビンズは、11月下旬に英国の実店舗を閉鎖した。通勤客の足が遠のいたため、オンライン事業に軸足を移すと報じられていたが、ウェブサイトは現在運営されておらず、Wine Retail Limitedとそれを供給していた姉妹会社European Food Brokers Limitedはそれぞれ12月18日と15日に管財人となり、Begbies Traynorが管財人に任命された。

カンパニーハウスに提出された業務報告書によると、ヨーロピアン・フード・ブローカーズ・リミテッドの優先債権者に対する不足額は105,195ポンドで、債権者に対する不足額は320万8,000ポンドと推定される。これには、取引債権者514,614ポンド、従業員(260,394ポンド)、HMRC(CT)12,964ポンド、家主(315,000ポンド)に対する債務が含まれていた。

非優先債権者のうち、最大の負債はEfb Property Investments 2 (IOM) Ltdに対する31万5,000ポンドで、HMRC(14万7,539ポンド)がこれに続いたが、多くの輸入業者や販売業者がリストに含まれていた。その中には、ブルゴーニュを拠点とするワイン商社メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ(28,282ポンド支払い義務あり)、ジャスタリーニ・アンド・ブルックス(20,554ポンド支払い義務あり)、ファール・ヴィントナーズ(18,000ポンド支払い義務あり)、ジェラール・ベルトラン(20,459ポンド支払い義務あり)、シャトー・エリー・スムリー(20、236ポンド)、メンツェンドルフ(18,203ポンド)、メゾン・マルク・エ・ドメーヌ(16,729ポンド)、そして米国のマッチブルック・ワイン社、オークリー・ワイン・エージェンシーズ、アーミット・ワイン、ロンドンを拠点とするアルゼンチン・スペシャリストのヒスパメルチャンツなどがある。

浮動担保の対象となる資産の中には、150万ポンド相当の株式が含まれている。

一方、オッドビンズ(Oddbins)を運営するワイン・リテール・リミテッド(Wine Retail Limited)も決算報告書を発表し、推定総資産はわずか6,700ポンドである一方、957,332ポンド相当の在庫を計上した。

優先債権者への不足額は329,935ポンドと記載されていた。優先債権者に対する債務の中には、HMRCに対する248,641ポンドの債務と、約88,000ポンドの職員に対する未払い延滞金が含まれていた。

債権者全体の不足見積額は 370 万ポンド(長年にわたる 200 万ポンドの浮動 負債を含む)であった、

全体で100万ポンド以上の負債を残した。最大の債権者は親会社で480,875ポンド、次いでHMRCへの総額248,641ポンド、ローン会社ユーレンドからの無担保ローン190,329ポンドである。

カンパニーズハウスによると、ワイン・リテール・リミテッドの直接の親会社であるワイン・リテール・ホールディングス・リミテッドと最終親会社であるEFBホールディングス・リミテッドは現在も営業を続けている。

ヨーロピアン・フード・ブローカーは当初、4つの小売事業(EFB Retail Ltd、Whittalls Wine Merchants 1、Wine Merchants 2(Oddbinsとして営業)、および姉妹会社のWine Cellars Trading Limited)の管財人を 2019年に任命 したが、その理由はブレグジット(Brexit)であった。70以上の店舗が閉鎖されたが、28店舗が2020年6月にWine Retail Limitedによって管理下から買い取られた。パンデミックの間、オッドビンのeコマース事業は800%増と好調に見えたが、2022年11月に提出された決算では、債権者に対する負債が増加していた。

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