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中国、オーストラリア産ワイン関税撤廃間近か?

中国向けオーストラリア産ワインに関税をかけることになった貿易紛争は、大麦の輸入に関する動きを受けて終息に向かう可能性がある。

オーストラリアのドン・ファレル貿易相は、 CNBCに対し、オーストラリア産ワインに適用されている関税は最終的に撤廃されると「極めて確信している」と語った。

このニュースは、中国商務省が先週、オーストラリアの大麦に対する80.5%の関税を撤廃すると通告したことで発展した。

同省によると、今回の措置は「中国における大麦の市場状況の変化」によるもので、もはやオーストラリアからの輸入大麦に関税を課す必要はないという。

その結果、オーストラリア政府は、大麦関税に関する世界貿易機関(WTO)の異議申し立てを中止すると発表した。

この大麦の躍進により、212%にも及ぶオーストラリアワインの関税が最終的に撤廃されることが期待されている。本稿執筆時点では、オーストラリア政府によるワイン関税に関するWTOへの異議申し立てはまだ行われている。

中国のワイン貿易関税はもともと2020年11月に発効し、当初はワインの輸出に107.1~212.1%の関税を課し(税率は企業によって異なる)、その後2021年3月には116.2~218.4%に上昇した。

この懲罰的輸出制裁により、2022年6月30日までの1年間で、オーストラリアワインの輸出額は20.8億豪ドル減少した。

ファレルはこの動きについて、政府は大麦のプロセスをワイン問題解決のための "テンプレート "として使用するつもりだと述べた。

私は一貫して、中国の王文濤商務相との温かな会談を含め、中国とのすべての紛争は、論争ではなく、話し合いと対話を通じて解決したいと申し上げてきた。

政府は、赤身肉とロブスターを含むワインと残りの貿易障害に関するWTOへの提訴に「自信がある」と述べた。

11月、オーストラリアのアンソニー・アルバネーゼ首相は中国の習近平国家主席と会談し、両国の首脳が会談するのは6年ぶりとなった。最近では、中国が1月にオーストラリアの石炭に対する非公式な輸入禁止 措置を解除した。

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