ブラッド・ピット、ミラヴァル契約におけるアンジェリーナ・ジョリーの「執念深さ」を非難

ハリウッド俳優のブラッド・ピットが、シャトー・ミラヴァルをめぐる法廷闘争に関して、アンジェリーナ・ジョリーに対して新たな告発を行なった。

訴状は6月1日に提出された。 CBSニュースピットは、ジョリーが「自分が稼いだわけでもない利益と、自分が行なったわけでもない投資の収益を差し押さえようとした」と非難し、元妻の行動を「執念深さ」と表現している。

2021年10月まで遡るこの袂を分かった法廷闘争は、ジョリーがプロヴァンス地方のワイナリー、シャトー・ミラヴァルの株式を売却した際、ルクセンブルクに本社を置くストリ社が所有するテヌーテ・デル・モンドと契約を結んだことに基づいている。

ピットの法的文書によれば、同社はユーリ・シェフラーによって所有されており、彼は「ロシア連邦のオリガルヒ」と呼ばれている。

ピットの弁護士は、ピットが報道で初めて知ったというこの売却を止めることを望んでおり、新たな文書では、ワイン造りが彼の「情熱」となり、彼と彼のワイナリーパートナーであるマーク・ペランの指導の下、「数百万ドルの世界的ビジネス、世界で最も高く評価されるロゼワインメーカーのひとつ」へと繁栄したことを強調している。

ピットはさらに、ジョリーとの離婚申請書にあるように、お互いに相手の同意なしにミラヴァルの株を売却することはないと主張したとも報じられている。

さらにピットの文書には、2017年に離婚について話し合った際、ジョリーは「自分がつぎ込んだものだけを受け取る」と言ったと記されているという。しかしピットは、「家と事業にお金と汗水たらして投資」したのは自分であり、ジョリーではないと主張している。

ピットは昨年、数百万ドルをかけた裁判の中で、元妻がプロヴァンス地方のワイナリーをオリガルヒに売却するという決断は「契約上の権利を侵害している」と示唆し、彼女はシャトー・ミラヴァルに「何も貢献していない」と主張した。

400ヘクタールのプロヴァンス地方の地所は、2014年のハリウッドカップルの結婚式ではおとぎ話のような舞台となったが、2019年以降、2人の間でますます険悪になっている離婚訴訟の戦場となり、俳優たちはそれぞれ、もう一方がこの資産を支配しようとしていたと主張している。

当時、ハリウッドの権力者カップルは、株式を売却したい場合はお互いにその旨を伝えることで合意していた。訴訟では、ジョリーがピットに第一拒否権を与えずに株式を売却しようとしたと主張している。