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テロワール&ヴィニュロン・ド・シャンパーニュ社、シャンパーニュ・アンリオ社の買収を完了

ニコラ・フォイヤットを所有するシャンパーニュ最大の協同組合グループ、テロワール・エ・ヴィニュロン・ド・シャンパーニュ(TEVC)が、アルテミス・ドメーヌからシャンパーニュ・アンリオの買収を最終決定したことが、本日確認された。 

本日の記者会見で、TEVCは、3月に初めて話が持ち上がったアルテミス・ドメーヌからの歴史あるシャンパーニュ・メゾンの買収契約を最終決定したと発表した。この動きにより、TECVはLVMHに次ぐ最大のシャンパーニュ・グループとなり、売上高はローラン・ペリエを上回ることになる。

TEVCのヴェロニク・ブラン社長は、シャンパーニュ・アンリオが同社に加わることを喜んでいると述べ、この動きは「私たちが何年も掲げてきた戦略的ビジョンに活力を与える」ものであり、また、シャンパーニュの品質面で「さらに高い」目標を設定し、「市場シェアを拡大するブドウ畑の所有をサポートする」というグループのコミットメントを示すものであると語った。

TEVCのマネージング・ディレクター、クリストフ・フアレスは、シャンパーニュ・アンリオを同社に加えることで、既存のブランド・ポートフォリオを補完することができると付け加えた。

「シャンパーニュ・メゾンは、1808年にアポリーヌ・アンリオによってランスに設立され、その目覚ましい業績は、高級シャンパンを愛する人々にインスピレーションを与えています。「既存のチームのバックアップのもと、高級市場と伝統的なチャネルの両方において、その成長の可能性をさらに実現するために、ブランドのDNAとそのユニークな価値を高め続けるよう努力します」。

アルテミス・ドメーヌが シャンパーニュ・アンリオを 買収した のは、2022年10月にメゾン・エ・ドメーヌ・アンリオと合併し、ボーヌのブシャール・ペール・エ・フィス、シャブリのウィリアム・フェーヴル、オレゴンのボー・フレールを、シャンパーニュ・メゾンや既存のシャトー・ラトゥール、クロ・ド・タール、シャトー・グリレとともに買収した時である。アンリオは、2021年12月のシャンパーニュ・ジャケソンの 買収に続き、アルテミスが1年足らずの間に買収した2番目のシャンパーニュ・メゾンであり、それ以来、事業は その活動とエステートの統合プロセスに着手している。7月には、ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト・ラフィット(DBRラフィット)が、シャブリで最も偉大なドメーヌのひとつであるウィリアム・フェーヴルを買収するため、ドメーヌ・アルテミスと独占交渉を行っていることが報じられた。

アルテミス社による買収後、アンリオ社のリシャール・モロー社長の退任が発表され、アルテミス社のフレデリック・エンゲラー社長は、「シャンパーニュ・アンリオが主要なシャンパーニュ・メゾンの中でも特別な存在として輝けるようになった」ことに感謝し、彼の長年にわたるチームのサポートによる「素晴らしい仕事」を賞賛している。

この買収には、追加レジデンスであるレ・オルノワやピエリのレセプション施設、関連ブランドや流通網を含む、ブドウ畑から商業運営に至るまで、シャンパーニュ・アンリオの全ポートフォリオが含まれるが、アルテミスは「会社の中核にあるノウハウと経験を維持し、フランス国内外の販売・管理チームを含むシャンパーニュ・アンリオの全従業員を維持することを約束する」と述べた。

約144ヘクタールのブドウ畑がポートフォリオに加わり、その半分は一流のグラン・クリュとプルミエ・クリュのブドウ畑に位置し、約38ヘクタールは所有権か長期リースで維持されている。また、セラーにある数百万本の高級ワインの在庫も利用できる。

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