香港税関、密輸ワイン2000本を押収

香港税関は、推定1億香港ドル（約1,040万円）の密輸品を取り締まるため、2,000本のワインを押収した。

当局が公開した画像によると、香港で税関職員が押収したボトルの中に、イタリアのゼナートとテヌータ・サン・グイドのボトルが含まれている。また、ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール・オート・コート・ド・ニュイ、ジャンテ・パンシオ・ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィラージュ "アン・シャン"、クロード・デュガ・ジュヴレ・シャンベルタン・ラ・ジブリオットの3つのブルゴーニュ・ワインも発見された。

犯罪者は密輸のために外航船や河川貿易船を運航していた疑いがある。

マレーシア行きの船3隻、上海行きの船1隻、南沙とマカオに向かう河川貿易船2隻を検査した結果、2,000本のボトルが発見されたという。

この密輸事件に関連して、40歳から54歳の男3人が逮捕され、保釈された。さらなる逮捕者が出る可能性は否定できない、とヴィノ・ジョイは語っている。

2022年12月、香港当局は2億香港ドル（約2080万円）相当の商品の家宅捜索で、中国本土に密輸される予定のワイン9000本を押収した。

その中には何千本ものペンフォールド、シャンパンのモエ、日本酒のダッサイも含まれていた。

密輸は香港では重大な犯罪である。輸出入条例では、マニフェストされていない貨物の密輸で有罪となった場合、200万香港ドルの罰金と7年の禁固刑が科せられる。