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液体メスを隠したメスカル貨物を押収
メキシコの海兵隊がマンサニージョ港で7,200本のメスカルボトルを発見したが、そこにはリュウゼツランの蒸留酒ではなく、液体メタンフェタミンが充填されていた。
7月19日(水)、メキシコのコリマ州にあるマンサニージョ港で作業していた海兵隊員が、オーストラリア行きの大型メスの積荷を発見した。
メスはリベリア船内のコンテナで発見され、麻薬は架空のブランド名「メスカル・ソーシャル」のラベルが貼られたボトルに隠されていた。
さらに検査したところ、瓶には9.5トンの液体メスが入っていた。
昨年4月、同じ港でメキシコ当局が、10トン近い液体メスが入った1万1520本のテキーラボトルを押収した。この密輸品はオーストラリアにも向かっていた。
メキシコの海兵隊は今年これまでに、メキシコ全土で124トン以上のメスを押収している。
マンサニージョ港は、太平洋の貨物を扱うメキシコ最大の港のひとつである。メキシコの麻薬カルテルは、濃縮された液体メスを国際海域に密輸した後、目的地で結晶状の固体に加工していることが判明している。最終製品の重量は、液体よりもかなり軽い。
テキーラ産業とメキシコのカルテルとのつながりは以前から報じられてきた。
2020年、メキシコ・ニュース・デイリー 紙は、一部のテキーラ・ブランドが「麻薬組織の味方」であり、麻薬資金洗浄の手助けをしていると主張した。
同ニュースは、メキシコ連邦政府が金融情報ユニット(UIF)を通じて、テキーラの業者を装った企業によるマネーロンダリングネットワークを通じて、ハリスコ新世代カルテル(CJNG)とつながりのある1,770人と167の企業の銀行口座を凍結したと報じた。
ブルーアガベ」と呼ばれる作戦が実行された後、総額11億米ドルの口座が凍結された。
さらにさかのぼると、2006年、米国財務省はテキーラ会社4レイエスがティファナ・カルテルのメキシコと米国における麻薬資金洗浄を助けたと主張した。
アメリカの麻薬取締局(DEA)もまた、テキーラのボトルを輸送するトラックでアメリカに持ち込まれたコカインを発見した。テキーラ会社2社がロス・グエロスとして知られる犯罪組織の隠れ蓑であったことが報告された。