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チリで大洪水、7地域に壊滅的被害
チリ中央部で洪水が発生し、ブドウ畑が水没しているため、マウレとビオビオを含むチリ全土で赤色警報が発令された。
洪水により7つの地域が壊滅的な被害を受けたチリで、国家当局が公開した映像は、中央部での救助活動の様子を映し出している。
チリの一部地域では赤色警報が発令され、大雨と地滑りの危険性が警告されている。
災害当局は、6月23日に始まった洪水で2人が死亡、少なくとも6人が行方不明になっていると報告しており、さらに数千人が避難したり孤立したりしている。
マウレとビオビオのワイン生産地域は深刻な影響を受けており、ブドウ畑が水没しているほか、バルパライソ、サンティアゴ・メトロポリタン、オヒギンズ、ニョブル、アラウカニアの地域も水没していると、チリの災害対策機関SENAPRED(Servicio Nacional de Prevención y Respuesta ante Desastres)が発表している。
マウレ地方のレティーロでは、6月23日の悪天候の始まり以来、156.6ミリの降雨量を記録した。同地域の年間平均降雨量は735ミリで、わずか6日間で年間平均降雨量の21%を記録したことになる。サンティアゴ首都圏地方のサン・ホセ・デ・マイポでは126.4ミリ、ビオビオ地方のコンセプシオンでは97.6ミリの降雨を記録した。
ビオビオのコンセプシオン地区では1人が死亡、アルト・ビオビオでは道路が寸断され、750人以上が孤立状態にある、とSENAPREDは報じている。
道路は40カ所以上で寸断されている。また、バルパライソ地域のマイポ川の流量が増加したため、サン・アントニオ、カルタヘナ、エル・キスコ、エル・タボ、アルガロボのコミューンへのきれいな水の供給が止まっている。
マウレ州リカンテンにあるワイナリー「ラ・ロンシエール」は、ブドウ畑を人々が安全に集まれる場所としてリストアップし、インスタグラムのページで、防水ブーツ、洗面用具、清潔な飲料水、カトラリーや皿、グラスなどの日用品の寄付を呼びかけている。
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チリ中部で発生した洪水は、2023年にチリを襲った2番目の大規模な自然災害であり、特に南部のイタタ渓谷で発生した森林火災は大きな被害をもたらした。公式発表によると、2月上旬にチリ南部を襲った火災により、300ヘクタールのブドウ畑が焦土と化した。
全米のワイン生産者は壊滅的な被害から立ち上がることができたが、洪水に対して同じことができるだろうか?