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レイ&ウィラーのキーティング取締役が退任

米国出身でハーバード大学を卒業し、高級ワイン商レイ&ウィーラー社の経営再建に貢献したケイティ・キーティング氏が、取締役を退任したことがdbの取材でわかった。

カンパニーハウスに提出された書類によると、キーティングは5月末に取締役を退任し、レイ&ウィラーは、同社が正社員の後任を探している間、暫定的に菅井エリカ取締役会長がMDの役割を引き継いだことを確認した。アメリカ人でもある菅井氏は、民間国際企業コトリー・リミテッドによる 1,130万ポンド での マーチャント買収 後、2019年10月に取締役に就任し、以来同社の戦略的ビジョンに携わってきたと広報担当者は付け加えた。

キーティングは 2016年1月、レイ&ウィラーの親会社であるマジェスティック・ワインズを前年に買収した当時のオーナー、ネイキッド・ワインズの下で、大規模な戦略的見直しの 一環として事業に参加した。彼女は、同社が15年ぶりに個人所有に戻った際も指揮を執り(所有者はアメリカ人実業家のデビッド・スターン氏であると伝えられている)、新しい個人所有者の下で「同社を再びスポットライトの 当たる存在にしたい」とドリンク・ビジネスに語り成長中のEコマース・サイトの強化や品揃えの拡大を図った。

在任中、アン・プリムール販売とその他の活動のバランスを改善し、品揃えの幅を広げるとともに、ベリー・ブラザーズ&ラッドからプライベート・セールス・ディレクターのサイモン・ステイプルズを 、MWゲードハウズ&カンパニーからキャサリン・ペトリーMWゲードハウズを 迎えるなど、8人の新メンバーを迎えてチームを強化した。最新鋭の倉庫と本社の建設計画も策定され、昨年夏に完成した。

売上高が57%増加した2021年の "変革の年 "に続き、昨年はより穏やかで、レイ&ウィラーは2022年3月期の売上高をほぼ10%増の2,707万5,000ポンドと報告したが、アン・プリムールの利回りの低下と自社倉庫への移転に伴う初期費用が利益を圧迫した。2023年上半期の厳しい取引環境は、個人消費に対するコスト上昇の影響、アン・プリムールの利回りの低下、その年のヴィンテージに対する需要などであり、その結果、売上高は前年を上回ったものの、予算を下回る伸びとなった。

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