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ハイネケン、メキシコ南部に4億5700万米ドルの醸造所を建設へ

ハイネケンは、メキシコのユカタン州に4億3,000万ユーロ(4億5,700万米ドル)の醸造所を新設する計画を明らかにした。

現地報道によると、カナシンに拠点を置くこの醸造所は、ハイネケンにとってメキシコで8番目の工場となり、「テカテ」、「ドス・エクイス」、「インディオ」、「ボヘミア」、「アムステルウルトラ」、「ソル」の各ブランドを醸造し、2,000人の雇用を創出する。

この動きは、政府が同国南部への投資誘致に向けた取り組みを強化しているのに合わせたもので、2026年の開業が予定されている。さらに、この新しい醸造所は、処理システムによって水を再利用し、この地域の交通の利便性を活用する予定だ。

今週、ハイネケンの広報担当者は、新醸造所について「廃棄物を最小限に抑え、先進的なプロセス、設備、技術によって再生可能エネルギーを活用する」と声明で述べた。

アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領は、米国に近いという理由で企業に好まれてきたメキシコ中北部への集中を防ぐため、メキシコ南部の開発が遅れている州にビジネスを誘致しようとしている。

醸造業者にさらに南に目を向けるよう促している。ラケル・ブエンロストロ経済相はまた、北部とは異なり、南部地域には良質な水が供給され、クリーンエネルギーも十分に利用可能であることを強調した。

昨年、大統領は、同国の工業の中心地であるモンテレイを襲った深刻な干ばつの中、同国北部でのビール製造を中止するよう生産者に呼びかけた。

2020年、政府はメヒカリに計画されていた15億米ドルのコンステレーション・ブランズのビール工場についても国民投票を実施し、すでに半分が完成していたが、報道によれば、投票に参加した人々の約76%が新工場を拒否したという。

ハイネケンは2010年にメキシコに進出し、飲料・小売会社フェムサのクアウテモック・モクテスマ・ビール事業を買収した。メキシコのビールブランドとしては、テカテ(Tecate)、ソル(Sol)、ドス・エクイス(Dos Equis)などが有名で、メキシコのビールは180カ国以上で消費され、年間輸出額は16億米ドル近くに達し、そのほとんどが米国とカナダでの販売に牽引されている。

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