サッチャーズ・サイダー、年間売上高が3000万ポンド増加

サマセットで製造されているイギリスのサイダー・ブランド、サッチャーズは、年末の決算で売上高と利益が大幅に増加したことを報告した。

サッチャーズの最新の業績が示すとおり、サイダー市場は堅調で、上昇傾向にある。

サマセット州のマートル・ファームを拠点に事業を展開する家族経営のこの企業は、2022年8月31日に終了する年度の売上高を1億5550万ポンドと報告し、前年の1億2620万ポンドから大幅に増加した。

税引前利益も前年の1,420万ポンドから1,680万ポンドに増加した。

ロンドン証券取引所で発表された声明の中で、マーティン・サッチャー常務取締役は、過去12ヶ月間に生産施設に1200万ポンドを投じ、さらに自動倉庫システムの構築と敷地内倉庫の拡張に1400万ポンドを投じたのに続き、同社は工場と機械への投資を継続すると述べた。

「サイダー市場のダイナミズムは変化し続けており、人材、製品、そして顧客との密接な関係を育むことに投資を続けることが、これまで以上に重要になってきている。

サッチャー氏は、接客業におけるコヴィッド19と人手不足の継続的な影響について言及し、次のように主張した。

2022年3月、サッチャーズはソブリン・ビバレッジ・カンパニーと独占契約を結び、サッチャーズ・ゴールドやサッチャーズ・ヘイズなどのシードルを世界25カ国以上で販売している。

当時、サッチャーズのセールス・ディレクター、クリス・ミルトンは、「国際的なブランド構築」のためにソブリンとの提携を決断したと語った。

今年初め、2023年ウェストンズ・サイダー・レポートによると、フレーバー・サイダーの売上が頭打ちになる一方で、クラフト・サイダーは成長を遂げていると飲料業界は報告した。

この報告書は、サイダー市場が「2023年に向けて力強いポジションにある」と指摘し、サッチャーズの最新の業績がその主張を裏付けている。