ペトリュス、「名誉毀損」をめぐる商標権争いに勝利

ペトリュスは、有名なポムロールのドメーヌの "評判を傷つけた "として120万ユーロの罰金を科せられたフランスのワインブランドとの、長年にわたる商標権侵害の争いに勝利した。 

先週（5月16日）、ボルドーの裁判所は、ネゴシアンのクーロ兄弟が所有するペトリュス・ランベルティーニのブランドが同社の商標を侵害していると判断し、ドメーヌは勝利を祝った。

この複雑で長期にわたる紛争は、ネゴシアンのジェロームとステファン・クーローが、彼らの事業であるCGMヴァン・トレードとDirect Chais eコマースとともに、コート・ド・ボルドゥワインのブランド「Coureau & Coureau Petrus Lambertini Major Burdegalensis 1208」の商標を出願した2010年にさかのぼる。

ペトリュスの反対にもかかわらず、この商標は承認されたため、有名なポムロールのドメーヌは2011年12月、15ユーロのワインブランドをめぐって「偽造、誤解を招く広告、欺瞞」として告訴し、刑事と民事の両方の訴訟に発展したと、フランス語のウェブサイト『ヴィティスフィア』は報じている。

2015年にペトリュスがCGMヴァンを相手取り、誤解を招きかねない商法に関する刑事事件で勝訴したが、その後2018年にボルドー控訴裁判所で覆され、ペトリュスの反訴は却下された。

その間、ペトリュスはCGMヴァンに対して民事訴訟を起こし、最初は2015年にCGMヴァンに対して、そして2020年に再びCGMと新会社のダイレクト・シェに対して訴訟を起こした。

先週の判決は、この2件目の民事訴訟の結果として下されたものだが、クーロー兄弟は判決を不服として控訴すると宣言している。

一方、ペトリュスの広報担当者は、「『ペトリュス』の名前で特定される製品の商業的起源を消費者に保証する」ために、「その名前を不法に使用するいかなる企業も断固として追求する」と述べた。

ペトリュスの名が初めて登場したのは1837年で、当時はアルノー家がドメーヌを所有していた。