カンタースパークリングワインに戴冠式ブースト

カンターの最新データによると、国王チャールズ3世の戴冠式を背景にワインの小売売上が大きく伸びた。

戴冠式の週の食料品全体の売上は16％増加し、約2億1,800万ポンドを売り上げに上乗せした。その結果、この高級小売店の売上高は12週間で4.8％増加し、2021年4月以来の高い伸び率を記録し、市場シェアを4.6％に押し上げた。

最も急成長したのはアルディで、売上高は24.0％増、次いでリドル（23.2％増）で、それぞれ市場シェアを10.1％、7.7％に押し上げた。アスダも10.6％増で、セインズベリーの10.5％増、テスコの8.9％増を上回った。モリソンズは0.6％増と伸び悩んだが、コープも2.9％増と伸び、今月は3期連続の増収となった。

食料品インフレ

一方、家庭用食料品の売上高は前月比10.8％増加し、2023年5月14日までの4週間で、食料品価格のインフレ率は2ヶ月連続で低下した。買い物客にとっては喜ばしいニュースではあるが、マッケヴィット氏は、食料品価格の上昇率は17.2％と、2008年以降で3番目に速く、依然として 「信じられないほど高い」と注意を促している。

「消費者が異なる方法で買い物をしなければ、平均的な家庭の年間食料品代に833ポンド上乗せされる可能性がある。

今月は、自社ブランド商品が全体で15.2％増と、ブランド商品の8.3％増の2倍近い伸びを示した。 しかし、カンターは、ほとんどの店舗で自社ブランド商品とブランド商品との差が縮まっていることを指摘し、特にセインズベリーでは、リニューアルされたネクターカードなど、小売業者のロイヤルティ割引がそれを後押ししている。