アイルランド、アルコールラベルに健康情報を表示する初の国に

アイルランドは、消費者のためにカロリーと健康リスク情報を記載するアルコールラベルを持つ最初の国になる予定である。

アイルランドで販売されるアルコール飲料のラベルに、アルコール度数、カロリー、健康リスクなどが表示されるようになる。2023年公衆衛生（アルコール）（ラベル表示）規則と公衆衛生（アルコール）法第12条の残りの規定の一部として、スティーブン・ドネリー保健大臣によって署名された規則は、2026年5月22日から法律となる。

ラベルは今後、妊娠中の飲酒に関連するリスクを強調するだけでなく、肝臓疾患や癌のリスクについても警告し、さらに詳しい情報についてはHSEのウェブサイト「Ask About Alcohol」に消費者を誘導することになる。また、この新たな措置には、許可施設内の顧客に対する健康情報も含まれる予定である。

この新しい措置について、ドネリーは次のように述べた：「この法律は、消費者である私たち全員に、アルコールの含有量と飲酒に伴う健康リスクについてよりよく理解してもらうためのものです。その情報があれば、私たちは自分の飲酒について十分な情報を得た上で判断することができるのです」。

アイルランド全土で展開される新しい規制により、国内のアルコール売り場は他の食品・飲料製品のラベルに追いつくことになる。ドネリー氏はこう指摘する：「他の飲食料品のパッケージには、すでに健康情報や、適切な場合には健康に関する警告が記載されています。この法律は、アルコール製品をそれに合わせるものです」。

この法律には3年間の猶予期間が設けられており、企業がこの変更に備えるための十分な時間を確保できるようになっている。ドネリーは、「私は、このステップを踏み、アルコール製品の包括的な健康表示を導入する世界で最初の国であることを歓迎します。他の国々が私たちの例に倣うことを期待しています" と述べた。