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英国の空港、液体100ml制限を廃止
バーミンガム空港を利用する人は、2024年6月以降、手荷物に入れる液体の量を100mlまでに制限する必要がなくなる。
空港のセキュリティーホール改築の一環として導入されたこの「次世代型」セキュリティー施設は、来年夏までに完成する予定であり、乗客は液体を持って旅行する方法をより柔軟に選べるようになる。
この変更は、バーミンガム空港がロンドン・シティ空港とティーサイド国際空港と並んで、100mlの液体ルールを廃止し、より大量の液体を手荷物としてセキュリティチェックを通過させる計画を明らかにしたことを意味する。
バーミンガム空港での改修は、2000万ポンドをかけたスクリーニングのアップグレードに続くもので、セキュリティ・プロバイダーのスミス・ディテクション社がチェックポイントを引き継ぐことになる。
現地の報道によれば、以前の100mlの液体物持ち込み制限を廃止することで、ピーク時に混雑しがちな保安検査の列をスピードアップさせることも期待されている。旅行中に購入したボトルは、スーツケースを預けることなく持ち帰れる可能性がある。
バーミンガム空港の責任者によると、スミス・ディテクション社の新しいスキャナーは高解像度の体積3D画像を生成する。
100mlの液体制限は、イギリスからアメリカやカナダに向かう飛行機にソフトドリンクに見せかけた液体爆発物を密輸しようとしたテロリストの計画が頓挫したことを受けて、2006年に導入された。
しかし、セキュリティチェックを通過する手荷物の3D X-RAY画像を撮影できる新しいスキャナーは、危険な液体とそうでないものを区別できるため、20年近く空港のセキュリティで常識となっていた、すべての液体を別のビニール袋に入れる必要性を根絶することができる。
この新技術が世界中で採用されれば、観光客が空港だけでなく旅行先でもボトルを購入するようになるため、飲料部門に大きな好影響を与えることが予想される。